水野和夫『資本主義の終焉と歴史の危機』

1970年頃に貧困から脱出し「1億総中流」を実現したが、その後再び貧困層が増大して行っているのは何でだろう?と疑問を持っていた。また2月1日のNHKクローズアップ現代では、いくら長時間働いても給与が上がらない日本に見切りをつけて、海外(カ...

養老猛司『唯脳論』

YouTubeでお世話になっている養老孟司さんだが、きちんと書籍で読みたいと思い、原点ともいうべき『唯脳論』を再読した(以前読んだがほとんど忘れているので)。全体を概説するなど到底不可能なので、一番興味深かった「言語の発生」について簡単に...

近藤信行『安曇野のナチュラリスト 田淵行男』

地元の写真家の写真展とブラタモリでたまたま「安曇野」が取り上げられていたので、安曇野に興味を持ち表題の本を読んだ。田淵行男さんのことは『黄色いテント』や『山は魔術師ー私の山岳写真』の著者として知っていたので、もちろん本人への興味関心もあっ...

土井善晴『一汁一菜でよいという提案』

中だるみ気味の栽培課題を再建するためにも生活を整えるためにも、「すべてのはじまり」である食事を確立すべく表題の本を再読した。 暮らしにおいて大切なことは、自分自身の心の置き場、心地よい場所に帰ってくる生活のリズムを作ることだと思い...

中野孝次『すらすら読める方丈記』

出口治明『還暦からの底力』にあるように、古典から学ぶのは大いに賛成なのだが、この書で挙げられている必読の古典がすべて近代西欧社会を導いた書で(ダーウィンの『種の起源』のみは少し異なる)、僕には難しすぎ魅力も感じなかったので、養老孟司さん推...

白川義員作品集『永遠の日本』

出口治明氏の『還暦からの底力』が生き方のヒントになったのに対し、写真集で感銘を受けた”いの一番”が表題の作品集。もちろん他にも素晴らしい写真家や作品集が多くあるが、まずはここから始めたい。作品集本体(下左)とは別に[解説編](下右)が付い...

出口治明『還暦からの底力-歴史・人・旅に学ぶ生き方』

大分前に読んだのだが、改めてパラパラめくり引っかかったところを箇条書きにしておきたい。 歴史をひも解けば、還暦後に底力を発揮した人は列挙にいとまがない。重要なポイントは色眼鏡(その人の価値観や人生観)をできるだけ外して、フラットに周...
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