11/30MOAの豊岡支部会長のN氏宅で稲作勉強会が開催されたので参加した。他に自然農法普及員のM氏、峰山のN氏の計4名で、N会長の年間栽培歴をもとに意見交換した。参加させていただき有難うございました。
N会長はお父さんから稲作を引き継ぎ20年目。35aから始め現在115aを耕作。なかでも草との戦いに苦労されているようで、以下のようにその歴史が語られた。
- 当初は赤クローバーやマメ科の伝助、ヘアリーベッチなどの緑肥を撒いて、土づくりと田んぼの抑草を試みた。畑状態にすればある程度抑草が実現できた
- ヒエは10cm以上の深水で生えなくなった
- コナギは退治できなかったので、米ぬか除草に取り組んだが効果はあまりなかった。この辺りは砂地の田んぼで保水性が悪いので合わないのかもしれない。また田植え直後に蒔くので水田を歩く困難性がある、田植え前に蒔くのも有りかもしれない
- 次に2~3年間チェーン除草を3日に1回にやったが、効果は少なかった
- そこで現在は3条の中耕除草機に落ち着いている。ただ田植え機が5条なので合わないとか、条間のみで株間が除草できないとか、持ち上げて旋回するのが重くて体力的にきついといった問題がある
- 近8年くらいは5俵/反で落ち着いている
他の方も草には苦労されているので、草対策の議論は尽きることがなかった。2番目に関心が高かったのは苗作り(やはり「苗半作」だ)。
次回は成功されている先進農家さんの事例などを通して研究を深めることになった。一人で研究するより何人かでやる方が張り合いが出るので、勉強会を積極的に活用しようと思う。勉強会に感謝!