〈備忘録〉コンバインの掃除

米作り

10/28にコンバインを掃除したが、来年からはできるだけ自分でできるよう手順を備忘録として残す。去年の9/27にも備忘録を残しているが、今回はそれより詳細になる。(注:2022.10.21追記)

去年は、刈取り部の掃除のみは車体を上げた方がやりやすいとのことで、「手動」の「上」ボタンを押したが、今回はそれなしで掃除した。但し今回はカットしたクローラの掃除のときは車体を上げた方が良い。

エアー洗浄機の準備:コンプレッサーを起動する前に、コードの準備。遠くまで届くよう、予備のコードをハンドのコードに付ける(下の写真)。ハンドを使うときはコードが写真の左側に刺さっているので、そこから外して予備のコードにつなげる(もちろんハンドのコードの反対側は色選機につながっていることが前提)。

予備のコードの先端にエアー洗浄機をつなげる(下の写真)。

掃除の最初の作業は、カバーなど外せるものはすべて外すこと。下の写真は刈取り部(上の写真)のカバーで、外したら付いていた位置通りに並べておく。

★白いカバー3枚は取り付けるのが非常に難しい。微妙な装着手順でコツが要り、慣れたクボタ担当者でも苦労するところで強引に付けてしまうと必ず壊れるので、クボタに任せた方が良い。。

エンジンを始動し、アンローダを一番上まで上げ、エンジンを停止する。下の写真では斜めの位置を向いているが、真っ直ぐ上の位置でよい。

真ん中の引起し部のデバイダをボルトを取り外し(唯一レンチが必要なところ)、クランプを解除して、上に持ち上げ、ストッパーで止める(下の写真)。

下の写真がクランプでパチンと解除する。

以下、順番にカバー等を取り外して行く。

掃除口開閉レバーを下に押して掃除口を開く(上下の写真)。★ここを閉め忘れるミスが多い。忘れて稲刈りすると脱穀した籾が全部下に落ちてしまう。このタイプのコンバインは、カバーの下の爪を引っ掻ける箇所をレバーが兼ねているので閉め忘れが防止される。それでも強引に押し込んでしまい壊す人がいるので注意。そして、補助デッキを引き出す。

排わら上部カバーを上げて、ストッパーをセットした後、右にある穂先カバーを上げる。

カッター部のベルトを外す。小さい方の輪っかの下にあるレバーを右方向に引くと輪っかが下に下がり、ベルトが緩むので外す。

オープンレバーを持ち上げカッター部を開ける(下の写真の「オープンレバー↑」の上にあるL字型の棒状のレバーを斜め上に持ち上げる)。この際、側面を少し持ち上げるとはまっていた窪みから浮くので、簡単に開けることができる。オープンストッパーを取付穴に差し込む(その下の写真)。

グランタンクの開閉レバー(写真の上、平たい板状のもの)を強く押し、グレンタンク後部カバーを開く(下の写真)。下部にアンローダの開口部がある。

グレンタンク下のカバー(下の赤い板)を外す。

スクリュ駆動ベルトを外す(下の写真がベルトがはまっている状態で、簡単に外れる。ベルトは手前の大きな輪っかと鉄の棒状のものの間を通っている)。なお、ベルトは手前のピンがはまった状態でないと外れないので注意(この時がベルトが一番緩い状態なので)。

ベルトが外れたら、スナップピンを抜いてタンク固定ピンを引き上げ、回して金具にかける(下の写真がピンを引き上げた状態)。

ロック解除レバー(細長い板状のもの)を手前に引いて、グレンタンクを開ける。

グレンタンクの下部(2つのねじで止めてある、下の写真)を開ける。さらにその上にある鉄扉(写真の左上)を開ける。

アンローダの支柱の下部にあるカバーを開ける。

アンローダの下部のカバーも開く。

すべてのカバーを開けた右側面。

大きなゴミは手で取った後、エアー洗浄機でくまなくゴミを掻き出す。

エアー洗浄機でゴミを掻き出したら、エンジンを始動し、脱穀レバーを「入」に、手動アクセルダイヤルを最大にして、再度エアー洗浄機でざっとゴミを掻き出す。

次に、刈取りレバーを「入」にして(脱穀レバーも自動的に「入」になる)、副変速レバーを「N」に入れ、主変速レバーを少し「前進」側にし、手動アクセルダイヤルは中程度にして、再度エアー洗浄機でざっとゴミを掻き出す。以上でゴミの掻き出しは終了。

エンジンを停止して、取り外したカバーを順番に取り付けていく。

最後に刈取り部の中央のデバイダのストッパーを外し、クランプをパチンと閉め、ボルトで固定する(下の写真)。

その後に、前述した最難関の白いカバー3枚を取り付け(ここはクボタに依頼した方が良い)、終了。

☆クローラの泥落としは別途行う予定。

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