〈備忘録〉乾燥機等の掃除

米作り

ようやくクボタの担当者の時間が取れたので、乾燥機等の掃除を行ってもらった。今年は大規模農家さんが雨の影響で稲刈りが遅れ、乾燥機のトラブルが遅くまで続いたので、去年より1ヶ月近くも遅れての実施となった。乾燥機のトラブルはほとんどが掃除が不十分なためネズミの死骸で詰まることによるもので、籾を全部排出して点検しなければならず大変な作業になるとのこと。乾燥機は(他の籾摺り機等の機器も同様だが)1年の内ほんの一時期しか使わず、栄養素の高いぬかが残ったまま待機している期間がほとんどなのでネズミが中に入ってしまう、そして出て来れなくなって詰まりの原因になるのは仕方ないこと。丁寧に掃除しても完璧にぬかを取り除くことは不可能だが、できる限りのことをしておかないと、後で何倍ものしっぺ返しを被る。

今日はコンバインまでやる予定だったが、午後の3.5時間しか時間が取れなかったので機器類だけで時間切れとなった。コンバインは後日とする。去年の9/27にも記録しているが、来年からは自分でもできるよう(全部は無理だができる範囲を増やせるよう)、今年の分も備忘録として残す。

コンプレッサーをONにしてエアー洗浄機が使えるようにするが、ONする前に、エアー洗浄機を色彩選別機のプラグにつなぐ。またはコードの長さを伸ばすにはハンドのコードにつなぐ。コンプレッサーをONの状態でつなぐと圧力がかかってくるので力が要り、下手するとケガするので注意。

掃除の基本は、外せる蓋は全て外し、エアー洗浄機でゴミを排出する。中が終われば機器類の表面についているゴミも落とす。蓋には基本的に取っ手が付いているが、一部についていないところがあるのでレンチが必要。

計量機

計量機

選別機

2段階で蓋等を外す。最初は表面から(下の写真)。中のドラム2つを取り出してから中をエアー洗浄機に掛ける。ドラムは2つとも回して止めているフックを外し取り出し、回しながらカチッというところで止めてフックを嵌める。ドラムもエアー洗浄する。なおドラムを取り出す際は重いので、脚立か踏み台(みかん箱のようなケースを逆さにしても良い)を用意する。また外周の金属板は鋭利なため手を切ることがあるので注意。

(追記:ドラム2つのうち中にある方は重くて取り出せなかったので、外の方だけを取り出してエアー洗浄した。それでも問題なくできたので、今後はそうする。2021.11.06記)

選別機

表面が終わってから、裏面の蓋を開けエアー洗浄機をかかる(下の写真)。

選別機

コード類は下の穴に(下の写真)収納して蓋をする。外に出したままだとネズミにかじられることがある。

選別機

石抜き機

三角形の盤上に米粒がたくさん残っていたので、三角形の盤を引き出して、盤上に残っていた米粒を廃棄する方法もあるが、三角形の蓋は元通りに嵌めないと正常に作動しない(間違った嵌め方でも嵌められるが正常に動かない)ので、あまり勧めない。代わって、三角形の盤はそのままにして、エアー洗浄機で米粒は下に落とした方が良い。

下に落ちた米粒は、下の引き出しを引くと溜まっているので(その下の写真)、これを廃棄する。このやり方の方が簡単で良い。また、籾摺りの都度にこのように米粒を廃棄することも可能なので取り入れることにする。

石抜き機

籾摺り機

外す蓋等の点数が一番多いが、すべて外してエアー洗浄する。因みに、移動するには車輪を出し入れする機構が備わっているのでそれを使う。

籾摺り機
籾摺り機
籾摺り機
籾摺り機
籾摺り機
籾摺り機
籾摺り機

色彩選別機

精密機械なのでクボタに依頼し自分で掃除しない。去年は全て外したが、今年は一部外せば良いやり方をメーカーから教わったとのことで、比較的簡単にできた。

色彩選別機

乾燥機

乾燥機の下にブルーシートを敷いてゴミを受けるようにしたが、少し小さくて端まで覆えなかったので来年は大きいものにする。

まずは裏ブタを外す(下の写真)。

乾燥機

表ブタ(張り込み口)を外す(下の写真)。

排出口側にある棒(下の写真)を上に引き上げ下に下すことを繰り返し、昇降パイプに溜まったゴミを落とす。

乾燥機をスイッチONし、「掃除」ボタンを長押しする(下の写真、「掃除」という文字のところを長押し。横の空欄ではない)。※注:2021年は「掃除」の前に、「排出」モードを動かした。最下段に詳しく注記した。

昇降パイプから落ちたゴミを回収する。まずカバーを外し(下の写真の右のもの)、パイプの底に嵌っているボックスを引き出す(下の写真の中央にあるもの)。カバーもボックスも2つの蝶ボルトで止められているので、それを外す。

次に正面方向に湾曲したカバーがあるので(下の写真)、留め金を外すとカバーがぱかっと開く(その下の写真)

開いたカバーの奥に手を突っ込み、残っているゴミを手で掻き出す(下の写真)。

ハンドルを説明図に従って操作してタンクの底を開け、ゴミを下に落とす(下の写真)。ハンドルを元の位置に戻すのは、全ての作業が終わってゴミを下に落とし終えてから(一番最後)にする。

裏面をエアー洗浄する。

表面をエアー洗浄する。左奥の隅に籾が溜まっているのでエアーで下に落とす。

乾燥機の電源をOFFにして終わり。

(追記)2021.11.5記す

今年のクボタ担当者は、乾燥機ONで「掃除」モードを稼働する前に、「排出」モードを動かしてできるだけ中の籾を外に出す工程を加えた。「排出」モードは排気口および籾摺り機へ送るパイプから物が出るので、排気口は外に開き、籾摺り機へのパイプは受けるもの(例えば、塵取り)をセットする。

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