農作業受委託料金

米作り

隣家のSちゃんの乾燥・籾摺りの精算をするため、調査・ヒヤリングを行った。まずは、豊岡市受託組合運営協議会というところが『農作業受委託料金表』を定めているので、令和2年度版をJAから入手した(上の写真の右側)。去年版はSちゃんが持っていたのでコピーをもらった(上の写真の左側)。去年の10月に消費税が改定されたので、料金表が改定されていた。

★ところが変更はそれだけでなく、去年版は「乾燥」「籾摺り」だったところが、今年度版はそこに「色選」が追加されており、「籾摺り」と同額の料金が記載されていた。僕の施設には色選機がついているので、籾摺りの料金が2倍になってしまう?いくら何でもそんなに取れないと思い、JAに問い合わせした。すると、過去も今年度も籾摺りのレーンに色選機が含まれていても一連の流れで行う場合は「籾摺り」の料金だけとするが、特に去年はカメムシの被害が酷くて、籾摺りの後にもう一度わざわざ「色選機」にかけたケースが多発したので、今年度版には「色選」の項目を追加した。これは「色選」だけを単独で行った場合の料金である、とのことだった。納得、2倍の料金にならなくて良かった!注記がないと誤解するので付けるよう依頼した。

★しかし、実際の料金は上記の『料金表』通りではなく、村の慣例料金があるとのことで、受託されている村の大規模農家さんにヒヤリングした。すると、去年の税込価格は以下。

籾摺り:料金表は540円/玄米30kgだが、村では500円/30kg。税抜き価格の500円が過去から一貫して採用されているようだ。よって、僕も踏襲する。

乾燥:料金表は1,110円/玄米30kg(または925円/米袋1袋)だが、村では14,000円/10aと、そもそも物差しそのものが異なっている。仮に反収が標準的な8俵(玄米480kg=30kg×16袋)の場合、村の料金は玄米換算で14,000/16=875円/30kgとなり、協議会基準より235円=21%も安くなる。反収が多ければ多いほど協議会基準より割安になり、逆に少なくなるほど割高になり、反収30kg×12.6袋=378kg=6.3俵のときに、協議会基準とイコールになる。★どうする?⇒郷に入っては郷に従え、よって村の14,000円/10aで精算しようと思う。

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