環境保全型農業交付金申請/コウノトリ米の現地研修会

米作り

コウノトリ育むお米の圃場が環境保全型農業直接支払交付金の「有機農業」に該当することが分かったので、昨日申請書を作成し、本日市役所に提出した。昨年までは「有機農業」は書類も多く手続きが面倒そうだったので、もっと簡単な「冬期湛水」で申請したが(交付金も少ない)、冬期の降水量が少なく湛水状態まで行かなかったので不合格になってしまった。それで今年はやめようと思ったが、念のため市にヒヤリングしたところ「有機農業」が該当するとのことだったので、申請を決断し本日受理された。分からないことだらけなので、やはり聞いてみるものだ!

コウノトリ米の現地研修会:茎肥、中干し延期、生きもの調査

無農薬の茎肥の基準は、田植え後30日に、有機アグレットまたはファームパワーフィッシュを10kg/10a施用するが、これは分げつが8本/株以上の場合。分げつが7本/株以下の場合は20kg/10aまで増やす。

中干し延期、生きもの調査、中干し後の水管理、雑草管理は、レジュメによる。近々のスケジュールに組み込む必要がある。

レジュメ以外に、アオミドロ対策やアゾラ対策が議題に上り、皆さんの関心の高いことが分かった。アオミドロは僕がそうだったように、除草機を入れるとイネを倒してしまう厄介者だが、アグリ革命でボロボロに崩せば被害が抑えられるとのこと。次回から参考にしたい。

アゾラは発生していないが、これも水があると増殖し続け、日光を遮断して水温の上昇を抑えるので稲の生育を悪くする厄介者。とにかく取るしかないが、畦際に寄せて酢を掛けるか、もっと良いのは畦塗りして埋め込んでしまうこと。冬に氷点下まで下がると死滅するが、温暖化したり水のかけ流し状態が続くと翌年まで生き延びるので、絶対に掛け流ししてはならない。以上はアゾラに苦労された前副支部長のN氏が力説されたことで、いつながら頼りになる凄い人だと思う。

なお、現地研修会はH氏の無農薬コシヒカリの圃場(上の写真)で開催されたが、田植え6/6、機械除草6/13、20の2回、明日3回目を予定とのこと(1週間ピッチで実施されている)。写真に見るように、条間は当然として、株間も草がほとんどない。どうしたらこうなるのか?知りたい!

タイトルとURLをコピーしました