コウノトリ米田(大)は壊滅的な状況で、捕植で何とかなるレベルを超えているので、田植えやり直しを決断。JAのコウノトリ米の担当者に苗が調達できるか依頼すると、JAから20枚、N農事組合法人から30枚が可能との回答をもらい、早速受け取りに行った。そして植え代かきまで済ませた。明後日か明々後日に田植えとしたいが、いよいよ梅雨入りで雨の中の田植えとなりそうだ
このやり取りの際、JA担当者から「立ち枯れ病」と診断されたが、これは主に育苗中に発生する病気であり、僕の場合は移植した後発生した症状なので、植え傷みの方が合っている気がする。ただ決めつけずにいろんな可能性は探っておきたい。
そしてその原因の中心は徒長だと思うが、それを端的に証拠立てているのが上の写真。左が僕の苗、右下がJA苗、右上がN法人苗。
それぞれの播種日、苗の長さは、
- 僕の苗=4/22、30~35cm
- JA苗=4/22、15~20cm
- N法人苗=5/6、20cm
播種日は僕とJAが一緒で、N法人が2週間ほど遅い。苗の長さは、僕>N法人>JAだが、N法人とJAは近いのに対し、僕の苗だけが極端に大きいことが分かる。これらから、僕の苗はやはり異常であること、そして育苗期間が長いにもかかわらず徒長していないJA苗の育て方がいかに優秀かが分かる。
因みに、播種量は全て同様で、催芽籾で100g/箱ゆえ、僕の苗の徒長の主因から外れる。また、JAとN法人がハウス育苗で、僕だけ露地育苗なので高温による徒長も考えにくい。よって、徒長の主因は肥料分に絞られると思う。これは、後日検討したい。JAの肥料分を指標とするのに加えて、そもそもなぜ徒長が問題なのか、そのメカニズムも知っておきたい。
参考に、それぞれの苗の写真を残しておく。JA苗、N法人苗、僕の苗の順。



プールに入れたそれぞれの苗が下の写真。手前(写真では下)の30箱がN法人の苗、その奥(写真では上)の20箱がJA苗、その奥に1箱だけあるのが僕の苗。N法人の苗は黄色の枯れたところが少しあるが、JA苗はほとんどないところからも、JA苗の凄さが分かる。僕の苗は緑の色が濃く、徒長しているのでピンと立てずばらけている。この色の濃さが肥料過多を示しており、→その結果が徒長だと思う。ともかく、◎指標となる良い苗の色および背丈は目に焼き付けておきたい。

最後に備忘録として、コウノトリ米田(大)の壊滅状況の現在の様子を写真で残しておく(下の写真)。苗に気を取られてあまり注視していなかったが、赤い藻のようなものも気持ち悪い。これは何で、どのような影響を与えるのかもチェックしておきたい。

この田んぼは田植えやり直しを決断したが(つまり苗そのものを変える)、それ以外の田んぼはそのまま行く(つまり僕の苗のままで行く)。これは最後に残った苗がダメ比率が高かったのか、圃場の問題なのか(それは具体的には何?)、問題は残ったままだ。
あと収量だが、僕の苗ではほとんど期待できないことがほぼ確定した。残念ではあるが、観察だけは続けたい。