1月後半は確定申告課題や農会役員、農林業センサス調査員の課題などで奔走中。あと数日で2月なので、『畑仕事の十二カ月』から農事暦を紐解くことにする。2月のテーマは「栽培計画を立てよう」。
2月の畑仕事
2月は旧暦での正月。収穫も終わり暇なので、畑の水はけを良くするための暗渠や明渠を掘ったり、害虫を食べてくれるツバメが巣を作りやすいように軒先に板を打ち付けたりする。
- 2月上旬:農事暦では2月3日は節分、4日は立春。6日は「東風氷を解く」、9日「ウグイス鳴く」、14日「魚氷をいずる」。畑が凍らなくなったらジャガイモの植え付けやシュンギクの種蒔きを3月下旬までに行う。早生ナスや早生キュウリの種を温床にまく。夏カブはこの時期から3月中旬までがまき時
- 2月中旬:19日は雨水(雪も雨に変わる、積もった雪も解けて流れる)、21日「土脈潤い起こる」
- 2月下旬:25日「霞始めてたなびく」。暖かい地域では春まきハクサイ、4・5月収穫のコマツナやホウレンソウをまく。昨年の秋にまいた中晩生の遅まきキャベツを植え付ける
畑の栽培計画
- 畑の栽培計画を立てる。少し大きめの紙2枚と色鉛筆を用意し、1枚目の紙には畑の平面図を描き、東西南北や日影条件などからいくつかのブロックに分け(ゾーニングという)、ブロックごとに作付計画を立てる
- 2枚目の紙は2月から翌年の1月までを、月ごとに上旬・中旬・下旬の三つに分けて横軸にする。縦軸は先のブロックに分けた畑を置く。種蒔き、定植、収穫など自分のオリジナルの記号を作って記入していく。5年連用日記をつけていると過去の反省点が分かってきて微調整していく
以上、いよいよ2月は栽培計画を立て、1年がスタートする。初めてのことばかりで机上の知識に頼るしかないが、ともかくやってみよう。まずは、1/16岡本よりたか氏の出版記念講演会で仲吉京子さんがはまっていると仰っていた味噌や醤油作りに取り組むかどうか(可能か?)調査したい。