籾殻処分方針

米作り
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ビニールハウスの外に漏れ出て隣の畑に飛び散りそうな籾殻を回収、その後ハウス内の籾殻も使い古しの米袋に詰めたが、籾の量が多く、小さな米袋ではいくらあっても入りきらないことが判明(そもそも米袋はそれほど多く持っていない)。そのため、籾殻の回収と搬送の方法をどうする?と考え直した。

また、籾殻は田んぼに播くものと考えていたが、それでいいのか疑問も出てきた。籾殻の中には雑草の種も大量に混じっており、それを田んぼに播き返すのは違和感や気持ちの悪さがあるので。

そこで、まずは籾殻を回収するもっと大きな袋があるのでは?とホームセンターに物色しに行った。過去にもいろいろ相談したことのある兼業農家の店員さんに聞くと、やはり米袋より大きな籾専用の「もみがら袋」があった。小厚タイプと中厚タイプの2種類を購入、使い勝手を試すことにする。

なお、もっと大きな直接籾殻排出口に取り付けるタイプの回収袋もあるが、二人でないと持てない大きさなので今回はパスした。この店員さんによると、かつては夫婦など複数人で作業する前提の用具が多かったが、最近は一人で作業する用具が増えたとのこと。夫婦や農場員の複数人の作業も存在するが、僕も含めて村では確かに一人農作業が多いように思う。需要に敏感な市場原理で製品が供給されることに感謝する一方で、農業や地方衰退を象徴するこのような現象を逆転する策にはなり得ない。市場原理を上回る動力源は何でどう起動できるのだろうか?

また叔父さんに相談したところ、かつては籾殻を田んぼに播いたが、分解するのに数年かかり、雑草の種も混じるので、今年は畦に積んで雑草とともに燃やしたとのこと。籾殻の運搬は、直接軽トラの荷台にみのを使って積んだり下したりした。その後荷台はほうきで掃除すれば良い。

以上から総合的に考えて、籾殻は田んぼに運び、稲わらとともに燃やすこととしたい。特に雑草に敗北したコウノトリ米田(大)と自然栽培田(小)の田んぼで実施したい。雑草の種が燃やすことで消滅することも期待して。

籾殻保管するビニールハウスの仕様:叔父さんは板枠で囲んだスペースに籾を排出されていた(下の写真)。隙間から外に漏れているところが難点だが、参考になる。今のままのビニールハウスの内部に板枠を張り巡らせる方法も有りで、後は接点の隙間をどう塞ぐか。工夫が必要だが、試してみようと思う。

叔父さんちの籾殻回収装置
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