7/6村岡見学会に続いて、豊岡見学会が開催されたので参加した。いつものメンバー以外に、初対面の高齢の方々や若い親子連れが来られており、MOAの組織力の大きさを少し垣間見た気がした。
見学会の最初はOさんの二つの畑。僕の田んぼの近くにあるお馴染みの畑で、円山川の堤防の枯草を大量に敷き詰める農法が特徴。上の写真の円筒形の塊がその枯草で、分解され土になると新たに敷き詰める方法で、これ以外の肥料も農薬も使わない。抑草や保湿が主な目的で肥料分は期待しないとのこと(有機物が分解され土になるのだから、立派な有機肥料の役割も果たしていると思うのだが…)。実は、僕自身この“大量の枯草を他から持ち込む”ところがいまだ受け入れがたいのです。自然農法のテキストにはないが、始祖の岡田茂吉さんの農法としてはあるとのことだったので、調べておきたいと思う。加えてそれに代わる農法はあるのか?も僕自身に問いたい。
Oさんご夫婦にはスイカをご馳走になったり(上の写真、猛暑の中最高でした)、キュウリをお土産にいただいたりと大変お世話になりました。畑も良く手入れさえておりお手本にしたいです。ありがとうございました。
次の見学会は会長Nさんの田んぼ(下の写真)。畑もあるがあまり手が回っていないとのこと。下の写真の田んぼは数年に一度あるかないかの、雑草が非常に少ない田んぼで、田植え後即蒔いた米ヌカがたまたまドンピシャリ(米ヌカの醗酵時期と雑草の発芽時期)だったかもしれない。他の田んぼはそこそこ草が生えている(コナギやホタルイ・クログワイが主、ヒエはほとんどない)が、イネが草に負けておらず、しっかり株も背丈も出来ているところが素晴らしく、僕の田んぼより優れている点。見習いたいが、具体的にどこをどう改良したら良い?

最後Nさんの小さな果樹園の木蔭で(そよ風が気持ち良かった)、冷たい飲み物や、自家製のゴーヤ菓子やキュウリを塩をつけただけの生でいただきながら談笑。MOA会員でもないのにNさんのご好意で参加させてもらっているので、有難いと思うと同時に、このままご好意に甘えてお付き合いを続けてよいものかどうか、大変楽しかっただけに少し迷いが出てきた。何かお返しもしないといけないと思うし…。仲間作りも次世代への継承も進んでいない(泣)。