MOA村岡見学会

米作り

去年に続いて、MOAの豊岡支部長さんの誘いで村岡区を訪ねた。

棚田という厳しい自然環境をよく維持されているなというのが最初の印象で、地域の方へ頭の下がる思いがするのがまずは第一の思い。しかし第二に、MOAの関係者の方の高齢化が進む一方で自然農法の伝統が消えていくと同時に、地域が限界集落から消滅集落へと進んでいっているように感じ、何とも言えない無気力感にも襲われた。

村岡に限らず、限界集落から消滅集落化への流れは日本のどこの村落にも共通して進行していることだと思うので、これを食い止めるのは超難課題ですぐには答えが出そうにないが、いつも頭に置いておきたい。

以下、見学事例をいくつか紹介したい。

見学事例1:この田んぼは去年が最初の栽培で分けつが素晴らしかったが、2年目の今年は、田植え後1ヶ月経ったが、何故かほとんど分けつしていない(上下の写真)。去年は8月3日見学で1ヶ月ほど先なのでこれから分げつが進むことが考えられるが、今のところ寂しい感じ。実は、程度の差こそあれ、分げつの寂しさは僕の田んぼでも見られること。自然界で何が起こっているかの理解は本当に難しい。

見学事例2:以下は畑。棚田は耕地整理されているところがあるが(下の写真)、畑は急峻な崖の上にあることが多い。

高齢の方が急峻な崖を登って畑を管理されているのには、栽培技術的にうまく行っていないこともあるものの、驚異に値し敬意を表したい。

それに比べ、平地にあるにもかかわらず僕の畑のあまりにも手間暇をかけず、ジャングル化していることを恥じたい。

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