土手の草刈り終了/入水完了/自然栽培田へ入水開始/代かきマニュアル

米作り
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昨日に続いて土手の草刈り、今日で終了。ただし雑草の繁殖力は今後ますます旺盛になるので、大きくなり過ぎる前に刈り取りたい。もっとすごい草刈り機が欲しいところだ。

昨日入水開始したコウノトリ米田2枚は、昼頃には満水に到達した(上の写真)。

次は自然栽培田だが、問題は小さい方の田んぼで(4/30記事参照)、入水経路の漏水および逆流しないよう水位を高く維持する装置が必要になる。前者は、入水経路に波板シートを張ることで何とか漏水を最小限に食い止めることができた(下の写真)。後者も不完全ながらゴム製の波板で水位を維持することができた(その下の写真)。しかし、土の水路で簡単な資材だけで水をコントロールするのは不可能なので、引き続きより精度の高い工事や資材を追求したい。

水路に漏水防止のため張った波板シート
ゴム製の波板で水位を維持(左側が高く、右側が低い)

明日は代かき(ドライブハローの使い方)の研修を受ける。

コウノトリ育む農法のマニュアル(農業改良普及センターおよび豊岡市版)では、代かきは以下。

  • 1回目代かきは、ヒタヒタ水での普通代かき、水中均平はこの時行う。トロトロ層が少ない(3cm以下)場合は、スピードを抑えて回転数を上げて人工トロトロ層を作る
  • 土が見えはじめたら入水する(水深5cm)。一度に入れて水を止める、掛け流しはしない。浅水管理で水温を上げて、雑草種子を発芽させる。※ヒエは約10℃以上、コナギは約20℃以上で発芽する
  • 2回目代かきは、7~10日(豊岡市版では10~14日後)に、8cm以上の湛水状態で行う。草浮かしが目的。2回目・3回目とも「深水、浅耕」がポイント。浅耕で新たな雑草種子を供給しない。前日に水を入れておくと作業性が良い
  • 3回目代かき(植代)は2回目から最低7日後以降に、8cm以上の湛水状態で行う。水深が浅いとトロトロ層が雑草種子の上に積もりにくい。※コナギは主に地表下1.5cm以内で発芽するので、それ以上のトロトロ層を積もらせないと抑草可能にならない
  • 植代後はできるだけ早く(2~3日以内に)田植えを行う

このやり方はスリーステップ除草とも相通じるところがあるので、試行錯誤して抑草手法を確立したい。

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