昨日書いたように、3/14の育苗スケジュール通り、本日温湯消毒と食酢消毒を実施した。因みに、種籾は10kg用網袋に乾籾4kg入れ、3袋、合計乾籾12kgを消毒することにした。(※JAからは15kg購入したが、今年はぎりぎりの量で苗作りする予定で、3kgは予備とした。)
温湯消毒は如何に大量の60℃のお湯を沸かすかがポイントだが、今回は3/25の実験通り、お風呂のお湯と湯沸かしヒータ―とガスコンロで沸かした熱湯の組み合わせとした。
お風呂のお湯は44℃(最大48℃で設定しても44℃にしかならない)、大体137リットル。湯沸かしヒーターを115℃に設定(最高は120℃)。大体2.5時間で56℃まで上昇。
その後、ヒーターを付けたまま、30分の間に、ガスコンロで沸かしたお湯を足した。足した量は、大きな鍋(下の写真の手前、満杯で12.5リットル入るので、大体10リットル。お湯の温度は95℃)と、小さい鍋(下の写真の奥、満杯で5.4リットル入るので大体4.3リットル。お湯の温度は100℃)で、それぞれ2杯づつ足した。すると、お風呂のお湯が61℃に達したので、温湯消毒を開始した。

但し、いきなり種籾を入れると温度が60℃以下に下がるので、冷却用に用意した45lポリタンクに、ガスコンロで沸かした大体60℃のお湯を入れ、そこで温めてからお風呂のお湯に入れた(一番上の写真)。それでも10分後は58℃くらいに下がったので、次回は途中で足す熱湯を用意することにしたい。また加温中はしていた風呂の蓋を外してしまったこともマイナス点で、種籾を入れた後も蓋はしておきたい(恐らく1℃は違う)。
袋の中までお湯が回るよう時々袋を揺すって、10分後引き上げて冷水に浸けた(下の写真)。

その後続けて、食酢消毒に移行した。酢酸濃度は0.1~0.25%なので、4.5%のミツカン米酢900mlを3本、約45リットルの水に入れた(容器は60lタライ)。液温は5~25℃だが、水道水は12℃でOK。24時間浸けた後、浸種に入る。

温湯消毒の総括:去年(3/24記事、ガスコンロだけでお湯を作った)に比べて、今回の方がはるかにスムーズにできた。今の量ならこの方法で何とかなると思う。但し、湯沸かしヒーターを2台使えば、恐らくガスコンロの熱湯を足さなくても60℃に達すると思われるので、来年再検討したい。