コウノトリ育むお米 食味・土壌分析サンプル採取、ヒコバエをチェック

米作り
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コウノトリ育むお米の食味および土壌を分析してもらうため、本日土壌サンプルを採取した。圃場の四隅および中央の5ヶ所から、深さ2~15cmの作土層から均一に土を取った(上の写真)。これを混合・陰干しして、10/5に300~500gのサンプルを提出予定。

圃場のヒコバエをチェック

ほとんどの圃場では、稲を刈り取った後、切り株から再び稲が生えてきているが(これをヒコバエという)、“食味日本一”、“世界一安全・安心、そして命を救うコメ”と評価され、1俵10万円で売る米作りの名人、石井稔氏によると、ヒコバエは土中および稲の中に硝酸態窒素(継続摂取すると深刻な人体被害を起こす)が含まれていることを意味する、とのこと。

コウノトリ育むお米の小さい方の田んぼ(2年目)はほとんどヒコバエが生えていないが、大きい方の田んぼ(1年目)はそれほど大きくはないものの生えている。後者の方が1年目で残留窒素が多いためか。但し、収量は前者の方が良かったので、残留窒素の量と矛盾する。窒素以外の影響の方が大きいのかもしれない。

コウノトリ育むお米の小さい方の田んぼ(2年目)

コウノトリ育むお米の大きい方の田んぼ(1年目)

一方、自然栽培田は、大きい方の田んぼ(2年目)は若干生えており、小さい方の田んぼ(1年目)は全くといっていいほど生えていない。後者は収量も散々だったので、ヒコバエさえ生えないほどの、あまりにも窒素等の養分が不足し過ぎているのかもしれない。

自然栽培田(大きい方、2年目)

自然栽培田(小さい方、1年目)

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