9/5早朝父死去(95歳)、9/7通夜、9/8葬儀。大正末期に生を受け、昭和の動乱後、戦後復興を支え豊かさを実現した。農に勤しむ中、人との会話を楽しみ、子の幸せを第一に考えた。晩年は体や会話の不自由に抗して、何とか自分で立ち上がろう、そして人に話しかけようとチャレンジし続けた。それでも自然の与えた寿命には逆らえず、大木が生命の限りを燃焼し尽くして朽ちるがごとく静かに旅立った。どこにでも居るごく普通の百姓として激動の時代をひたすら一生懸命生き、天寿を全うした見事な人生だったと思う。そんな父を持ったことが、僕にとっては最高の財産であり誇りだ、深く感謝したい。
口に出して言わなかったが、恐らく父の遺志は人のために農に勤しみ喜んでもらうこと、そんな農に携わって誇りをもって一生懸命生きることだと思う。これまでは父の遺志に沿えないことばかりで親不孝したが、今後の人生で出来る限り挽回したい。