猛暑日、無理をしない範囲で草取り継続。
石井式農法2:「命を救うコメ」と販売問題
石井式農法で育った石井米は「命を救うコメ」といわれるように、石井米を食べた消費者から、「体調が非常に良い」「さまざまな病気の症状が改善された」「ガンの進行も抑えられ、さらには改善が見られた」「子どものアトピー症状が治まってきた」など、次々と喜びの声が寄せられている。
石井米には、様々な健康被害や発がん性などが指摘されている硝酸態窒素、および老化やアトピー・花粉症などの現代病、さらにはイジメや非行などの情緒不安定の原因とも考えられている活性酸素がほとんど検出されず、さらには身体の中の活性酸素を消去する効果もあるようだ。
石井米は長年にわたって培ったブランド力があるので、1俵10万円(1667円/kg。スーパーで売っているコメの4倍以上)でも飛ぶように売れる。よって、田んぼが2町歩、反収8俵くらいある石井氏の収入(売上から経費を除いて手元に残る収入)は1千万円を超える。
しかし、他の人が石井式農法を習って、ちゃんと栽培できるようになったとしても、ブランド力は一朝一夕にはできないので販売できない、という壁にぶつかり挫折してしまう。
栽培は何とかできても、販売面で挫折するのは、石井式に限らず全ての農法に共通で、農業経営にとって最大の壁になっている。よって、販売面を突破する仕組みも各農法で試行錯誤されている。農法面では共通している部分が多くても、販売面は各農法ごとにユニークで、むしろ販売面の優劣で農法を選択した方が良いのかもしれない。勿論、最終的には各農家の自らの米作りおよび販売面の試行錯誤と創意工夫が不可欠なのは言うまでもないだろうが…。