草取り、石井式農法

米作り
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最も草の種類も量も多い、コウノトリ育むお米の大きい方の田んぼの草取りに突入。稲刈りの支障になりそうな丈の高いヒエおよびクサムネを中心に刈り取り持ち出しているが、背は低いもののタマガヤツリやコナギが足元で大繁殖しているので(あまりにも繁殖がひどいと稲刈りに支障が出そう)、できるだけその場で切り倒している。ただ同時に両方の除草を完璧にはできないので、まずはヒエおよびクサムネをメインにやり、第2クオーターで後者のタマガヤツリとコナギを切り倒すことになりそう。

農法の研究:石井式農法(無農薬有機栽培)

結論的には是非学んで近づきたいと思う№1の農法で(上の写真)、不耕起栽培(自然耕)とも共通している部分が多い。

石井式の無農薬を追求していくと、自然農法に触れることになる。中でも有名な福岡正信氏の自然農法は、①不耕起(耕さない)、②不除草(除草しない)、③不施肥(肥料を与えない)、④無農薬(農薬を使用しない)を特徴とする。

自然農法の実践者によって、耕起や除草を許すかどうかなど細かい違いはあるものの、共通しているのは、無肥料で育てることで土壌を微生物豊かな自然の森と同じ状態に近づけるという発想が土台になっていること。

石井式農法と自然農法の最大に違いは、(1)除草のために土を耕すことと、(2)土をより元気にする微生物を増やすことを積極的にしていることの2点。特に(2)の土作りにはこだわりがあり、長年にわたる経験と研究により開発した「さまざまな自然条件に対応して働く」微生物群を用いて土を元気にする。これら微生物が豊富に含まれたオリジナル肥料と合わせて籾殻燻炭を与えることで、土中の微生物のバランスを絶妙な状態に保つ。そうすることで収量と食味の安定を両立させ、質の良いコメができるという仕組み。

なお、不耕起栽培(自然耕)は文字どり不耕起が原則だが、(1)と同様、ドライブハローで5cm程度の表層耕起を行う場合もあり(これを「半不耕起栽培」という)、資材は異なるものの(2)の土作りのために積極的に有機肥料を投入するので、基本的には共通する農法といえる。(8/31の記事で違いの方が本質的だと考えられるので再整理している。)

石井式、自然耕とも学ぶ機会は用意されているので、具体的にどうするかは今後考えたい。

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