ラムサール条約登録:田結(たい)湿地

但馬の自然と伝統と人
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今日も好天で外仕事日和だったが、1日中私用で外出。城崎に行く用事があったので、気比の浜まで足を延ばし、ラムサール条約登録された田結(たい)湿地を訪問した(上の写真)。

5月の連休に高校の同級生に会った際、気比在住の人がおり、上記の登録湿地のことを聞き、機会があれば一度訪れたいと思っていた。チャンスと思い気比の浜まで行き、そこでグランドゴルフに来ていたお父さんに道を尋ねた。すると僕の乗ってきた普通車では道が狭くて入れないので、自分の軽自動車で連れて行ってあげようと、予想外の展開になった。非常識な車に乗ってきたと恥じたが、厚かましくも案内をお願いした。

山の谷間に沿って川と道路が連なっており、その脇にある不定形の小さな平地が元田んぼで、今は湿地になっている。川や道路や平地を確保するために急峻な山に石を積んだり土留めコンクリートを打ったりと大変な苦労の跡が見える。それでも田んぼの維持は困難で耕作放棄せざるを得なかった、そこで湿地の維持保存に方向転換し、鳥獣保護に村を挙げて取り組んでおられるとのこと。

湿地には鴨がいたり、山からは鹿の群れが現れた(下の写真)。

鹿の群れが見える

別の谷間では畑作

田結湿地とは別の谷間(沢筋)も案内してもらった。従兄が夫婦で耕作されているというピーマン畑まで連れて行ってもらった(下の写真)。鹿、猪、熊まで出てくるので柵で囲ってあるが、猪が突進してくると簡単に壊されるとのこと。但しピーマンは食わないらしい。

ピーマン畑

柵も含めて、本当に手間暇かけて丁寧に作物を育てておられ、頭が下がる思いだ。僕の方は、獣害のない恵まれた水田や畑を先祖代々受け継いで来てもらったのに、全くもって真摯に向かえていないなと反省。

おまけ:気比の浜

ここにはキャンプ場があり、家族や仲間と来れば楽しいだろう。

気比の浜気比在住の同級生は水田もやっていると言っていたので、また後日連絡を取って訪問したいと思う。最後に、思いがけず豪華な案内付きで贅沢な田結湿地見学になりました。ありがとうございました。

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