水管理のみで後は事務課題、大先輩から助言

米作り

朝方は雨、その後は曇り時々晴れ、やや風も強くひんやりと寒い。水管理以外、今日は骨休めとし事務、主に経理月次や私用の調べもの。

水管理では、久しぶりにすべての田んぼが水漏れもなく満水状態。何日かに1回は畦際に大きな穴が開くので、その穴を塞ぐことに奔走していたが、唯一、自宅から最も遠くにある田んぼ(コウノトリ育むお米の田んぼ2枚の内の小さい方)は、畦幅が大きいためか穴が開くことはなく、ポンプから水を入れなくても雨水だけで満水状態を保っている(上の写真)。本当に水管理が楽で助かっている。ただ、水はけも悪いので、稲刈りのための落水の時期も注意が必要。遅れれば乾燥が不足しコンバインが入らない、または深い轍ができてしまう。

水管理中、村の大先輩が通りかかり、助言をいただく。

  • イネの色は、山の竹やぶの色と同様になるよう育てるのが良い。
  • 僕の苗は“硬化苗”なので分げつが少ない。
  • 分げつには有効分げつと無効分げつがあり、無効分げつは穂が付かないのでだめ。
  • 中干をシッカリしないと根が伸びない。カリカリに乾かすと、根が水を求めて1mくらい深く伸びていくが、中干しないと根が怠けて伸びず、稲刈りの時ごそっと抜けることがある。
  • 農家は食って行かないとダメ。売上は、馬で1000万円、米は10町で1000万円を目標にしている。

上4つは栽培経験が少ないのでまだ腑に落ちるほどの理解ができない、腑に落ちるまで追求を継続したい。

5つ目も凄すぎて僕には想像を絶する。米売上10町1000万円だけなら、反収(玄米ベースで)8俵・480kgで売上@209円/kg、6俵・360kgで売上@278円/kgなので、それ程無茶な目標ではないと思う。しかし、馬と米の両方を達成するのは超難題で、スーパースター並みの仕事術の持ち主としか今は思えない。

★米作りには機械や設備が不可欠だが、機械や設備投資の償却に見合う規模→売上がないと、経営的にはペイしない。今年はこの投資に踏み切ることになるが、どう転ぶか?

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