午前中曇り、午後晴れたものの、北風で肌寒い。このような日が3日続いたが、明日からはしばらくの間、最高温度25℃を超える日が続くとの予報。
コウノトリ育むお米の田んぼ、1枚は早期湛水完了(上の写真)。もう1枚は、畦波板シートの間際の草取り。明日から湛水開始の予定。
発芽不良の原因解明
★5/5に追加播種したが、5日経った今日も発芽していない。原因はほぼ種籾にあると特定できそうだ。今回の床土は、第1回目の播種で余ったもの(有機肥料の周りに白いカビが生えている)、播種当日、1年前に購入した培土(魚沼焼土)に有機肥料を混ぜたもの、そして当日購入した第1回目と同じ培土(すくすく一番)に有機肥料を混ぜたものの3種類を使用したが、すべて発芽しなかったので培土や有機肥料のせいでも、緑米とコシヒカリの品種のせいでもなさそうだ。催芽もみを冷蔵庫保管してから約1ヶ月経っているので、種籾が劣化してしまったと考えるのが一番自然か。
★とすれば、第1回目の播種の発芽不良も、冷蔵庫保管が発芽不良の有力な原因の一つではないかと考えられる。コウノトリ育むお米マニュアルでは「催芽籾を脱水し、5℃で10~15日冷蔵保管可能(呼吸のため密封はダメ)」となっているが、実際は4/6催芽籾の冷蔵庫保管(8℃)、4/24冷蔵庫の温度5℃に設定、4/26~28播種なので、8℃設定で既に18日経過、播種までにトータル20~22日も経過している。やはりこの冷蔵庫保管の期間の長さ、しかも8℃設定が長く、脱水が完璧でない部分があることも考えると、不適切な冷蔵庫保管による催芽籾の劣化が最も有力な原因と考えられる。
さらにそうなってしまった原因は、播種しても平置きするプール育苗床がまだ完成していなかったことにあるので、いつ何をするか、そのための手順段取りはどうするかが破綻していたことが本質的な問題だと総括しておきたい。
★あまり褒められたことではないが、昨年も追加播種したことがあり、その時は発芽した。昨年は冷蔵庫保管ではなく、催芽もみを乾燥させた状態で室内で常温保管していた。将来同じような状況に遭遇すれば、「5℃で10~15日冷蔵保管」とは別に、常温保管もリスク分散の意味で試す価値はありそう。いずれにしろ完全に脱水・乾燥させることが大前提であること、肝に銘じておきたい。