本日18時30分より、第1回コウノトリ育むお米栽培研修会があり、いよいよH30年のお米作りがスタートしました。栽培過程は順次投稿しますが、今日は、第1回研修に当たりNPO法人無施肥無農薬栽培調査研究所の小林正幸さん(写真)が、無施肥無農薬の栽培法を紹介されましたので、印象深かった点を報告します。
他の自然栽培と基本的に同様な栽培法ですが、他と異なる特徴として、「残渣も圃場外へ持ち出すこと」が挙げられます。但し、持ち出すのはそれなりに手間暇がかかるので、圃場によってはそのまま残すのも有り、とのことでした。
会員 は約50農家。稲作:19農家10.7ha、畑作:26農家45.3ha(北海道の大規模農家があるので面積大になっている)、果樹:6農家1.8ha、茶:4農家1.2ha。
スライドで紹介された主な農家は以下で、機会があれば訪問したいと思います。
稲作(平均収量は7割≒6俵)
- 滋賀県野洲市中道農園:11年目、8反(他と合わせるとΣ40haを経営)
- 滋賀県東近江市木戸口農園
- 福井県越前市尾形農園:1年目、反収500kg(8俵強)
畑作
果樹
- 山梨県山梨市長谷川農園
- 長野県木島平村高澤農園:19年目(1999年~)、ブルーベリー
- 鹿児島県奄美市倉本農園:15年目(2003年)、タンカン
茶
- 京都府井手町上嶋茶園:20年目(1998年~)
- 滋賀県甲賀市片木茶園:13年目
販売面では、自家売りと流通の2通りですが、自家売りを推奨。価格は白米5kg4,000円(1kg800円)。栽培年数で認証シールが異なり、栽培1~3年目は転換中で緑シール、4~10年目はシルバーシール、11年目~が最高で金シール。